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全ロシア博覧センター（Vserossiyskiy vystavochny tsentr）は、モスクワにある恒久的な展示施設で、以前はソ連時代には「VDNKh（ヴェー・デー・エヌ・ハー）」として知られていました。このセンターは、様々な分野の国内外の展示会やイベントが行われ、多くの人々が訪れる場所です。

1939年に全ロシア農業博覧会として始まり、その後科学、技術、文化、産業などの分野に展示を広げました。この博覧センターには、ソビエト連邦時代に建設された多くの建物があり、各共和国や国家の威信を示すパビリオンも含まれていました。ソビエト社会主義のプロパガンダの一環としても使用されました。

ソ連崩壊後、1992年に名称が変更され、展示会のほかに遊園地やショッピングセンターも備えたエンターテイメント施設としても利用されています。2014年に75周年を迎え、再び「VDNKh」の名称が採用され、建物の修復も行われました。