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＜リュブリャナの歴史＞
１．先史時代から古代
紀元前2000年頃、リュブリャナ近郊の湿地帯に高床建物で暮らす人々がいました。湿地帯には現在も考古学的な遺物が残り、2011年にはユネスコの世界遺産に登録されました。この地域では狩猟や漁労、原始的な農業が行われていました。後にエモナと呼ばれるローマの軍の野営地が建設され、重要な役割を果たしていました。

２．中世から近世
リュブリャナは中世から近世にかけて重要な都市として発展しました。1220年より以前に町の地位を得ており、13世紀には市場が開かれました。その後、町はオーストリアの支配下に入り、名前もライバッハと改名されました。15世紀には宗教改革の基盤が築かれ、宗教改革者が活躍しました。また、最初の高校や公共図書館、印刷所も設立されました。

３．近代
ナポレオン時代にフランスの支配下に入り、その後再びオーストリアの支配となりました。19世紀後半には地震による被害を受けましたが、再建が進められ、街の近代化が図られました。第一次世界大戦後、リュブリャナは後のユーゴスラビア王国となるセルビア人・クロアチア人・スロベニア人国の一部となり、スロベニア地方の中心都市となりました。

４．第二次世界大戦から現代
第二次世界大戦中はナチス・ドイツとイタリアの支配下に置かれましたが、戦後はユーゴスラビア社会主義共和国の一部となりました。1991年のスロベニアの独立後、ユーゴスラビア人民軍の侵攻による十日間戦争が起こりましたが、リュブリャナは戦災をほとんど受けず、スロベニアの首都としての役割を維持しました。2004年には欧州連合に加盟しました。

（参考）Wikipedia：リュブリャナ