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ハットルグリムス教会とは

ハットルグリムス教会（Hallgrímskirkja）は、アイスランドの首都レイキャヴィークにあるルター派の教会です。コンクリート製で、73メートルの高さを誇る塔を持ち、アイスランドで最も大きな教会です。教会の名前は、アイスランドの聖職者で詩人のHallgrímur Péturssonに由来します。

ランドマークとしての教会

ハットルグリムス教会はレイキャヴィークの中心部にあり、町のどこからでも見えるランドマークです。建築家グズヨン・サムエルソン（Guðjón Samúelsson）が1937年に設計し、そのデザインはアイスランドの溶岩玄武岩の風景を模しています。教会はデンマークのグルントヴィークス教会の表現主義建築に通じるものです。

建設の歴史

教会の建設は1945年に始まり、1986年に完成するまで41年かかりました。ランドマークとなる塔は教会全体が完成する前にできており、地下聖堂は1948年、尖塔と両翼は1974年に完成しました。教会の内部は1676平方メートルあり、2008年には主塔の大規模な改修が行われ、2009年に完了しました。

パイプオルガン

ハットルグリムス教会には、ドイツ・ボンのオルガン製作者ヨハンネス・クライスが制作した大型パイプオルガンが設置されています。このオルガンは手鍵盤4段と足鍵盤、72の実働ストップ、5275本のパイプを持つ壮大なものです。

展望塔としての教会

教会は展望塔としても利用されており、展望台からはレイキャヴィークの街と周辺の山々を一望できます。最上階まではエレベーターで行くことができますが、有料です。

レイフ・エリクソン像

教会前の広場には、アレクサンダー・カルダーが手がけた探検家レイフ・エリクソンの像が設置されています。この像は、930年にアイスランド議会アルシングの一千周年を記念して、1930年にアメリカ合衆国から寄贈されたものです。