ナマケモノはゆっくり動（うご）く動物（どうぶつ）で、ほとんどの時間（じかん）を木（き）の枝（えだ）にぶら下（さ）がって過（す）ごし、主食（しゅしょく）は葉（は）や新芽（しんめ）です。擬態（ぎたい）として頭（あたま）を前脚（まえあし）の間（あいだ）に隠（かく）し、捕食者（ほしょくしゃ）から身（み）を守（まも）ります。泳（およ）ぐのは得意（とくい）で、食事（しょくじ）は少量（しょうりょう）で済（す）みます。

ナマケモノと名（な）のつく動物（どうぶつ）は、ミユビナマケモノとフタユビナマケモノが現生（げんせい）していますが、この2種（しゅ）は、全（まった）く系統（けいとう）が違（ちが）うため、それぞれ別（べつ）の「科（か）」として分類（ぶんるい）されています。